子どもの『やる気』を引き出す声かけについて

先日Twitterのスペースで『子どもの「やり抜くチカラ」を育てるコツ』についてお話ししました。共同スピーカーとして一緒にお話ししていただいたみなさん、共通していたのが、『やる気』を伸ばすということ。

子どもの好きを伸ばしたり、否定しない環境づくりだったり、子どもの「やり抜くチカラ」を伸ばすために色々工夫されていることがわかりました。

ということで、今回は、私がその時にお話しした内容をお伝えします😊

 

私が、子どもの「やり抜くチカラ」を育てるために、つまり、子どものやる気を引き出すために意識していることは、たくさんあります。が、その中でも一番大切にしていることは、『過程を認めてIメッセージで気持ちを伝える』ということです。それでは、詳しくお伝えしていきますね。

 

まず、『過程を認める』というところですが、普段頑張っている様子がわかる時は、積極的に普段の頑張りを認めてあげて下さい。
例えば、うちの次男は、公文の勉強をしているのですが、出来ないことも毎日続けると出来るようになりますよね。
次男は、なかなか数字を覚えられず、いつも「出来ない。わからない。」と言っていました。そんな次男に、私はいつも「大丈夫!毎日やれば絶対出来るようになるから!」と声かけしていました。初めから、なんでも出来る人なんていないし、『日々の積み重ねが人を変える』ということを伝えたいという思いから、こういった声かけをしています。当たり前かもしれませんが、次男は継続学習の末、数字をスムーズに言えるようになりました。ここで『過程を認める』の登場です!「次男くん、毎日公文してるから数字を言えるようになったね!出来るようになって良かったね!」と伝えました。シャイな次男は、ちょっぴり嬉しそうにしていました。これは過程をそばで見ている時。
では、過程が見えない時ってありますよね?例えば、幼稚園や保育園の音楽祭とか。そんな時も、私は『過程を認める』を意識しています。音楽祭が終わった時はもちろんですが、過程の報告を受ける時も、長男が「今日は小太鼓でリズムを取って、先生に褒められたよ!」と言ってきた時、「そうなの?褒められるぐらい頑張って練習していたの?」と聞くと、長男が毎日どんな練習をしているか説明してくれました。「そっかぁ!それだけ頑張ったから上手に出来るようになったんだね!」と言うと、得意気な顔をしていました。こうした日々のちょっとした会話で、子どものやる気は変わります。『普段の努力を見てくれているんだ』『出来るようになったのは頑張っているからだって、わかってくれているんだ』そんな風に子どもが感じ取ってくれれば、継続して「やり抜くチカラ」が身に付きます。

 

さらに『Iメッセージ』というのも大切です。次男の公文だったら「一緒に数字が数えられてお母さん楽しいな」とか「こんなに出来るようになってすごいね!お母さん嬉しいわ!」と伝えます。「すごいね」と伝えるのは、評価しているので、あまりオススメしませんが、『感心する』という意味のすごいねならOK!誰かと比べるのではなく、過去の本人と比べて成長してすごいと感じたときは素直に「すごいね」と言っても大丈夫です!その際に、Iメッセージも忘れずに伝えて下さいね。

最後に『Iメッセージ』の番外編として、怒ったときの活用方法をお伝えします。『Iメッセージ』で伝えることと言えば、「お母さん嬉しい」「楽しい」「感動した」といったプラスの言葉をイメージしがちですが、私は怒ったときも『Iメッセージ』を意識しています。兄弟喧嘩のとき「お母さん悲しいわ」とか「ショックだわ」「辛いわ」「腹が立つんだけど」といった感じで、マイナスの感情も伝えます。こうすることで、私自身も感情的に怒鳴ることが減り、子どもも深く反省してくれることが増えました。

 

今回は、子どものやる気を引き出すために『過程を認めてIメッセージで気持ちを伝える』ということをお伝えしました。2つポイントをお伝えしたので、ぜひどちらか1つでも意識して取り入れてみて下さいね。

お読みいただき、ありがとうございます🙏