人は無意識にもあり方を見ている

先日の職員面談。改めて、自分の弱さを痛感した面談でした。

皆さんは、ついつい、誰かの悪口や愚痴を言ったりしませんか?恐らく、人生で一度も悪口や不平不満を言ったことがない人は、いないと思います。『この人なら聴いてくれるし、まぁいっか。』『みんな言ってるから、ちょっと一緒になって思っていること言っちゃおう。』とかありませんか?私はあります。もちろん、悪口や文句は言わない方がいいということはわかっています。頭では理解していても、弱い自分が、この人なら、ここならと甘えて、不平不満を言っている。そんな自分に、改めて気付けた面談でした。

面談時に、職員Aさんが、「職場の人を信頼できない」と言ってきました。理由はとてもシンプルで、『職員同士で、いない人の悪口をいつも言っている』ということでした。Aさんの悪口を言われているわけではないけれど、『その場にいない人の陰口を叩いているということは、私も言われているんじゃないかと思う』と言うのです。確かに、Aさんがそう思うのも無理ないですよね。実際、Aさんは悪口を言われていませんが、いつ言われてもおかしくないと感じるのは、普通の事です。

この時、『はっ!』としたんです。私も同じことしていると。親しい職員に、『その場にいない人の愚痴を言っていたな』と思い出して、恥ずかしくなりました。信頼関係を築くことが大切だと思っていたにも関わらず、誠実さに欠ける行動をしていた自分に気付きました。

『その場にいない人のことをどう扱うか』で、その人の人間性が出ます。『その場にいないからこそ、褒める、認める』そういった姿勢が、周りからの信頼を得ることが出来ます。陰で人のことを悪く言う人は、あなたのことを悪く言っている可能性があります。そんな人、信頼できないですよね。

『人から信頼されるには、自分はどうありたいのか?』そんなことを、逆に考えさせられた面談でした。

私は、『親身になって相談に乗る上司でありたい。』そう思ったときに、自分のあり方を見直そうと思いました。まずは、自分は弱いということを知り、そんな自分だからこそ、人の良いところを見つけて、不平不満に目がいかないように意識していこう。そんなことに気付けた時間でした。職員との面談は、私自身気づかされることが多く、とてもいい学びの時間です。人との対話を大切に、自分事だと思って、日々成長していきたいです。

あなたはどうありたいですか?

自分のありたい姿を思い描いて、意識して行動していきましょうね☺️